むだ's blog

誰しもが自分の人生の主人公であーる!

この目に映る 全てが愛だとしたら。。。?



先日、電車に乗っていて、


小さな男の子が
持っていたトーマスを
床に走らせていた。



男の子のお母さんも
とてものんびりと
その様子を見守っていた。



電車の中を
自分の家のようにくつろぐ男の子と、
それを見守るお母さんは、
都内の電車では
なかなか見ない光景で、



わたしは内心ひやひやして
見ていたけれど、
反面そのお母さんと男の子を
とても羨ましく思っていた。





しばらくすると、

席に座っていたおじさんが
トーマスを走らせていた男の子の
背負っていたリュックを
引っ張って、その遊びを止めた。


そして、

「この子のお母さんいますかー」


と言った。




リュックを引っ張られた
男の子はびっくりして
床に頭を打って泣いて、


男の子のお母さんは
その子を抱いて、
おじさんに文句をつけるでも
謝るでもなく、

静かにその場を離れた。










わたしはその光景を見た時に


まず初めに、

やっぱり注意されるよね。と思った。


次に
男の子のリュックを引っ張ったおじさんの乱暴さに腹を立てた。




そして、そう思った後に、

その場から意識を少し離してみた。





そしたら、


男の子のお母さんが
黙って見守っていたのは
彼女なりの
男の子を尊重する愛だったし、


おじさんが
男の子を止めたのも、
この場のマナーを教えるための
おじさんなりの愛だったんだなって、



そんなふうに思った。


かたちが違うだけで、
全部が愛のある光景だった。






ひょっとしたら、
わたしはずっと
勘違いしていたのかもしれない。


自分が傷ついたあの時も
自分が悲しかった誰かのあの言葉も

実は

全部かたちの違う
愛だっただけなんじゃないかな。



それを自分の定規にばかり当てはめて、

そんなものは愛なんかじゃないって
決めつけていただけなんじゃないかな。











この目に映る
全てが愛だとしたら。。。?